難易度・弾き方・練習のコツを解説!

1. 全体の難易度 4(中級上)

2. 前半(A - B - A)

1. ソプラノ、バス、内声をバランス良く

ソプラノバス内声の順番で、とも言われるのですが、 (ピアノ初心者は特に)バスと内声を両方とも抑えた方がバランスが取りやすいです。
(また、今回の音源のようにバスを抑えた演奏もよく聴かれます。)
内声には右手の強い指(1や2)が来てしまうので、タッチは浅く浮かせましょう。

和音をつかむ練習も!

手の形(和音のつかみ)を覚えたり、和音の移り変わりを感じるために、和音だけ弾く練習も良いです。
音量バランスに注意して「一番良い響き」を探してみましょう!

2. 32分音符を丁寧に

32分音符は楽譜通りに弾くと速く感じるかもしれません。
少しゆっくりになっても良いので、「自然な歌」になるようにしたいです。

3. スタッカートは長めでも

スタッカートやメゾ・スタッカートは長めにとった方が曲のイメージに合うかもしれません。

4. フレーズに表情を。テンポと強弱を「曲のイメージ」に合わせて揺らしてみましょう

楽譜には強弱記号が少なく「rit.」も無いのですが、演奏者の工夫で色々な表現ができます。
今回の音源では以下のようにテンポを揺らしています。

5. 難しい内声は「指番号」を言いながら

指番号を声に出すと「意識」「声」「指」がくっきりつながって分かりやすく感じます。

内声を弾く時に混乱してしまう時はお試しください!

6. 「B」は感情を込めて

「B」は曲中に一度だけです。感情を込められるところです。
ソプラノをより浮き立たせて、起伏をつけたいところです。
今回の音源では以下のようにしています。

トリルの入れ方

20小節目と21小節目のトリルの入れ方の基本です。

7. 内声のメロディーラインも聴きましょう

メロディーラインが内声ソプラノ内声と変わる部分です。

3. 後半(C - A - コーダ)

1. 掛け合いは「左の最初の音」を意識して

左の最初の音を出す理由
  • 人の耳がソプラノのメロディーに慣れているので、どうしても無意識にソプラノを追ってしまう。
  • ここは音同士がかなり近いため、混ざりやすい。
左の掛け合いにキャラクター性を(アイディア)

2. 3つのスフォルツァンドをフレーズの中で

3. フレーズの最後の盛り上がりを意識して

親指で2つの音を弾きます

4. 後半の16分音符3連も指番号を言いながら

5. コーダのフレーズの1回目と2回目を意識しましょう

注意!

オクターブを弾く時に、上の音が出たり下の音が出たりバラバラになってしまうと、あまり美しく聴こえないかもしれません。

6. 32分音符(4個)と16分音符(3個)の合わせ方

7. 最後の音は鍵盤の近くから

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