JURY 審査と講評

審査員

審査員人数

コンクール部門区分(予選) 審査員3名
コンクール部門区分(本選) 審査員4名
ステージ部門区分 審査員3名

※ 審査員の氏名は、当日会場にて公表いたします。
※ 参加者の指導者として登録されている審査員は、その参加者を審査できません。

審査員構成

本コンクールでは、ピアニスト・指導者・作曲家など、異なる専門分野を持つ審査員が、それぞれの役割と視点を担いながら審査・講評を行います。
一つの価値観に偏ることなく、演奏を多角的に捉え、参加者一人ひとりの現在地と今後の可能性に丁寧に光を当てることを大切にしています。

  • ピアニストの視点
    本番のステージで求められる心構えや集中力、音への向き合い方について、実演経験に基づき、「舞台で生きる音楽」という観点から講評を行います。
    緊張との向き合い方や本番ならではの感覚を大切にしながら、「本番がこわくないもの」へと変えていくための、実践的であたたかな応援アドバイスをお届けします。
  • 指導者の視点
    日々の練習で大切にしたいポイントや、次の成長へとつながる課題設定など、学びの道筋が明確になる講評を行います。
  • 作曲家の視点
    作品に込められた意図や背景、フレーズの本質をひも解き、音楽理解を深めるとともに、作品や音楽そのものをより好きになるための新たな切り口を提示し、演奏の表現をより豊かにする視点から講評を行います。

本コンクールの講評は、参加者一人ひとりの「個性」や「成長」に目を向け、これからの音楽人生に勇気と指針を与えることを目的としています。
技術・表現・音楽理解・創造性・モチベーションといった複数の観点からの言葉が重なり合うことで、新たな気づきが生まれ、音楽への向き合い方がより深まる・・・PiaDOORならではの審査体制です。

採点票・ステージレビュー/講評/演奏パーソナルレポート

採点票・ステージレビュー(審査員別)

コンクール部門区分の場合、各審査員が「採点票」を作成します。 評点に加え、演奏を聴いて感じたことや、今後へのメッセージを文章による講評として記載します。 ピアニスト・指導者・作曲家それぞれの視点が、そのまま言葉として届けられます。

ステージ部門区分の場合、各審査員が「ステージレビュー」を作成します。 評点ではなく、その演奏で特に輝いていた個性を「7つのステージ・タイトル」として贈ります。 あわせて、演奏を聴いて感じた想いや、さらに素敵な演奏にするためのアドバイスを文章によるメッセージとしてお伝えします。

タイトルは、審査員が受け取った演奏の印象に合わせて、以下の3つのスタイルでお届けします。

  • Bravo + [タイトル]:特に心を動かされた、格別な演奏への賞賛
  • [タイトル]:その要素の魅力が、聴き手に真っ直ぐに届いた素晴らしい演奏
  • Keep Going:これからの変化や成長に期待を込めた温かなエール
7つのステージ・タイトル
  1. Lovely Tone
    • うっとりするような、美しい音色と響き
  2. Rich Harmony
    • 響きの重なりがつくる、豊かな色の変化
  3. Rhythmic Vitality
    • 音楽に生命を吹き込む、躍動感あふれるリズム
  4. Musical Story
    • 作曲家の想いや時代背景を大切にした、説得力のある表現
  5. Structured
    • 楽曲の設計図が浮かび上がるような、知的な演奏
  6. Great Flow
    • 生き生きとした、自然で心地よい音楽の流れ
  7. Transporting
    • あなただけの特別な世界観、聴く人を惹きつける個性

【採点票の例】

演奏パーソナルレポート

IT技術を利用し、各審査員が記した講評内容を整理・要約し、演奏全体を俯瞰した総合的なフィードバックとレーダーチャートを提供します。 多様な視点を一つにまとめることで、評価の意図や方向性を分かりやすく伝える構成としています。

8つの診断ポイントとレーダーチャート

8つの診断ポイントは、演奏の中で特に印象に残った「魅力」に着目するための項目です。 各審査員が「ここが良かった」「この力が発揮されていた」と感じたポイントに、チェックを入れる形式で作成しています。 本シートは、演奏者自身が自分の強みを客観的に把握し、その長所を土台に、新たな目標や次のステップを見つけることを目的としています。

レーダーチャートには、すべての審査員によるチェック内容と文章講評を反映し、どのポイントに評価が集まったのかを視覚的に示します。 複数の専門家の視点が重なることで、演奏者の魅力や可能性が、より立体的に浮かび上がります。

専門家の感性や言葉を大切にしながら、ITの力で「見える化」「読みやすさ」「振り返りやすさ」を高めることで、本コンクールは「自分の良さを実感し、次の一歩が明確になる講評」を実現しています。

8つの診断ポイント
  1. 音色・響き
    • 音色や強弱の美しさと、その繊細な変化
    • 主旋律と伴奏、各声部のバランスと立体感
  2. 和声
    • 美しい和音の響きと、和声の色彩感や推移
  3. 拍子感・リズム感
    • 楽曲のキャラクターに合致したテンポ感と拍子感
    • 音楽の流れを支える、自然で心地よいリズム感
  4. 様式・イメージ
    • 音楽史的背景(時代様式)や作曲家の意図を感じさせる音楽づくり
    • 楽曲の情景や性格(キャラクター)が伝わる表現
  5. 曲の構成
    • 全体構成の流れや対比
  6. 音楽の流れ・フレーズ感
    • フレージングの滑らかさと、自然な音楽の流れ
    • 細部のニュアンスと大きなフレーズの自然な調和
  7. 表現の主体性
    • 音楽への没入感と、その魅力が自然に伝わる説得力
    • 主体的な意思を感じさせる音楽表現
  8. テクニックの安定度
    • 身体の連動、打鍵の精度、柔軟なペダリングなど、音楽表現を支える基礎技術の安定感

審査基準(コンクール部門区分のみ)

本コンクールでは、複数の審査員による評価をもとに、公平性を重視した方法で評点を算出します。

すべての審査員の評点のうち、最高点および最低点を除外した平均点を「確定評点」 とします。
(小数点第2位を四捨五入)

【例】
審査員① 80点 / 審査員② 85点 / 審査員③ 90点
→ 上下点(80点・90点)を除外
→ 確定評点:85点

※ 天災による欠席や、指導者にあたる審査員の除外等により、審査員が2名以下となった場合は、最高点および最低点の除外は行わずに平均点を算出します。

評点の目安

評点は、以下を目安として採点されます。

  • 予選:確定評点 80点以上 を、次選への推薦目安とします
  • 本選:確定評点 85点以上 を、入賞への推薦目安とします

評点と選抜基準

審査結果は、評点のみによる絶対評価ではなく、規定の通過人数を踏まえた相対評価も加味して決定されます。 そのため、確定評点が基準点を満たしている場合でも、次選への選出や受賞を保証するものではありません。

結果発表

結果発表・講評会・交付会

審査結果は、当日指定の時刻に会場にて発表します。あわせて、同日夜にWeb上でも発表します。

  • 予選
    予選終了後、ロビーにて結果発表を行い、演奏パーソナルレポート・採点票・ステージレビュー・賞状・記念品の交付を行います。
  • 本選
    本選終了後、会場にて審査員による講評会および表彰式を行います。 その後、受付にて演奏パーソナルレポート・採点票・ステージレビュー・賞状・記念品の交付を行います。

※ 演奏パーソナルレポート・採点票・ステージレビューは、後日マイページからも閲覧可能となります。
※ ステージ部門区分の場合、結果発表はありません。

交付物の受け取りができない場合

会場での受け取りが難しい場合は、レターパックライトまたはレターパックプラスをご用意の上、必ず受付にて手続きを行ってください。